リハビリ

「り」

リハビリを　打ち切られ惑う　老い病

＜解説＞

医療報酬制度の改変のせいか
最近、「治る見込みのない障害」の
リハビリを打ち切ることが多くなった。
特に歩行困難な高齢者のリハビリは
これに該当するものが多い。
リハビリが打ち切られれば、症状は
悪化する。歩けなくなる。
現状維持のためにだって、リハビリは
必要だと思うのだが。
どうにも割り切れない、医療・福祉の
世界だ。

客の笑顔

「う」

運賃の　金額よりも　客の笑顔うれし

＜解説＞

介護タクシーをやっていて、やりがいを
感じるとき。それは、多額の運賃も
うれしいが、送った先で見せてくれる
お客様の笑顔を見ること。

背負い

「か」

階段で　背負う軽さに　母想う

＜解説＞

お客様を背負って、階段を下りるとき
背中に感じる軽い体重に、痩せ気味
だった母親を思い出した

ちらしへの反応

「ち」

ちらし撒くも　心届かぬ　歯痒い日々

＜解説＞

一軒一軒、ちらしを配りまわるが
なかなか反応はない。ケアプラザの
話ではお年寄りを狙う悪徳業者に
気をつけるよう指導している施設も
あるとか。
なんか、わりきれない思い。

初めての客

「は」

初めての　お客の顔が　神様に

＜解説＞

介護タクシーを開業して初めてのお客が
つくまでに１ヶ月もかかってしまった。
それで、初めて車で迎えに行ったとき
お客様の顔が神様に見えてしまった。
ホント・・・